国際共同研究・国際性育成 

 海外の高校生または海外出身の研究者との交流や、国際共同研究、英語による研究発表および質疑応答を通して、コミュニケーション能力及び国際性、多様な人と協働する能力を身に付け、将来、科学的分野で世界と地域の持続的な発展に貢献できるグローバルリーダーとなることを目指す生徒を育成する。

令和3年度の取組

①SSHシンガポール・マレーシア国 海外研修
(令和3年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により中止)

 →海外研修の代替「UWAJIMA EAST Science Day」(オンライン開催)

 UWAJIMA EAST Science Day①は、第2学年理数科及び普通科理系生徒まで対象を拡げ、続いて、UWAJIMA EAST Science Day②は、海外研修に参加する予定であった生徒に、追加募集をかけて実施した。
◆ UWAJIMA EAST Science Day① 令和3年12月6日

◆ UWAJIMA EAST Science Day② 令和4年1月25日

   

 

【アンケートの考察】
・ほとんどの質問項目で4.0を超えたが、質問項目9、10では4.0未満であり、英語によるコミュニケーションの難しさを感じた経験になったことによるものと捉える。一方、質問項目8、10では、Science Day①の評価(平均値)から大きく増加させた。質問項目13にあるように、前回の課題を踏まえ、PDCAサイクルによる改善を図る経験こそが上達につながるのであると、生徒に感じさせることができると意義がある。
・質問項目8~10では評価(平均値)が低い。生徒自身が英語によるコミュニケーション能力に課題を見出した結果とも考えることができる。
・質問項目9では、Science Day②のほうが評価(平均値)を下げている。Science Day①のディスカッションは留学生との単純な意見交換であり、Science Day②ではディベート形式の討論であり、議論の形態という点で難度が高かったと、それが評価を下げた原因であると察する。しかし、質問項目5のとおり、今後の学習意欲には高まりを見せた。
・質問項目11~13での評価(平均値)の高さによると、国際的で多角的な視点を持つことの大切さを感じるきっかけとなったと思う。オンライン実施であるが、国際性育成に関する充実した代替研修として実践できた。


②ハワイWaipahu高校と行う国際共同研究(International Collaborative Research)     

 令和3年度から、本校は、ハワイWaipahu高校、松山南高校と連携し、国際共同課題研究(International Collaborative Research)を行っています。
 SDGsの国際目標達成のため、
ハワイ、松山、宇和島の河川で水質調査を実施し、水質の違いを比較し、その考察から、水質浄化のための効果的な方法を各校が研究していく。ワイパフ高校(ハワイ)、松山南高校、本校による共同研究である。

Water assessment collaboration Ehime and Hawaii 

 ・第1回ミーティング(令和3年10月24日(日)9:00~)
  生物部1、2年生6名、教員2名(生物部顧問、英語)参加
 ・第2回ミーティング(令和3年12月12日(日)9:00~)参加
  生物部1、2年生8名、教員2名(生物部顧問、英語)参加

 互いの国で行った実験データに関する説明を行った後、質疑応答が行われました。ハワイのKapakahi Riverの降雨後の下流におけるCOD値の上昇、TH値が高い傾向にある理由等について、本校の生徒が積極的に質問しました。本研究はこの後、論文にまとめ、コンテストに出品いたします。今後も継続してディスカッション、その後、実験を重ね、本年度、日本ストックホルム水大賞に応募します。

  令和3年11月14日(日)に国際共同研究の内容を「Global Scientist Award “夢の翼”」で研究発表し、奨励賞を受賞しました。
<テーマ>愛媛とハワイの水環境比較~国際共同研究を通じて~
The Comparative study of water environment between Ehime and Hawaii

 

 

③外国人研究員による出張講義
【目的】外国人研究員である講師を招き、先端研究について紹介していただくとともに、質疑応答やディスカッション等を通してグローバルな価値観を養う。併せて、1学期に「RS探究Ⅱ」で実施した「英語プレゼンテーション」における改善点を見出し、今後、大学での学びでも取り組むであろう、科学研究における英語プレゼンテーションに生かすことを目的とした。

【内容】
 日時 令和3年11月15日(月)6、7限目 14:45~16:45

 講義 「Natural Disasters –Some Recent Events and Our Disaster Knowledge Level」
 講師 愛媛大学社会共創学部 環境デザイン学科 教授/愛媛大学防災情報研究センター
    センター長 BHANDARY Netra Prakash 氏
 豪雨や地震、津波など、世界及び日本各地で起こる様々な自然災害について、現地調査による情報をもとに、防災工学の科学的知見をもって研究成果を英語で説明された。特に、南海トラフ大地震への防災対策について、未来に向けた防災対策を議論し合う場面が設定された。
【参加】第3学年理数科生徒34名、教員3名(英語、物理、生物)
【成果】 英語による防災研究の講義であったが、講師の説明が丁寧で理解しやすかった。また、グローカルな視点を大切にしながら研究されていることに気づきを覚える生徒も多かった。

④SSH講演会(英語による講演)
日時  令和3年10月29日(金)5、6限目
演題  「COVID19 vs The World」HUMPHREY CHRISTOPHER NOEL氏(シンガポール在住TVプロデューサー)
※全校生徒対象に英語による講演を開催(オンライン)し、各教室で視聴・質疑応答を行う。

 

 ⑤「RS探究Ⅰ」科学英語講座
①数式の書き方・英語による読み方(テスト実施)
②SDGsについて考える(英語)
 GOAL12「使う責任つくる責任」(YouTube動画利用)
 「宇和島でごみ収集を有料化すべきだ」について、英語での意見発表
 GOAL4「質の高い教育をみんなに」
 「少数言語を守ることは重要か」について、英語ディスカッション
 GOAL13「気候変動に具体的な対策を」
 「脱炭素社会の実現に向けてできること」に関する英語での意見発表
③課題研究の英語によるプレゼンテーション

⑤「RS探究Ⅱ」英語プレゼンテーション(第1回SSH運営指導委員会参観授業)
 令和3年7月5日(月)6限目、7月15日(木)3~5限目)
①RSⅡ課題研究発表(英語のアブストラクトの作成、英語による発表)
②サイエンス・ディスカッション
 「To Make a Brighter Future in Uwajima」
  Zoom Meetingブレークアウトルーム機能を利用し、留学生との分科会の実施(分科会ごとに、医療、環境保全、地域産業等に焦点を当てたテーマのもとで意見交換)→全体会での意見の報告と集約
※第3学年理数科3年生36名に対して、愛媛大学留学生18名を招へいし、英語コミュニケーションの経験値や充実度を高めた。