本校では、SSH事業を経験した卒業生、大学や研究機関で最先端の科学研究に取り組んでいる卒業生との交流会等を開催し、先輩から課題研究や進路についてアドバイスをもらっています。
 SSH事業を経験した本校卒業生の協力により、卒業生が課題研究の助言者となり、本校SSH事業で得た経験知や大学で培った問題解決能力を在校生に受け渡し持続可能な課題研究指導システムを構築していきます。

【卒業生の協力による科学技術体験研修 関東STREAM研修】 

卒業生の協力による科学技術体験研修の内容充実

【令和3年度の取組】

1 仮説
 今後、SSH事業で経験した、関東圏で活躍する卒業生が増えることから、より様々な分野に関する最先端の講義や体験活動ができることになる。また、高校時代にSSH事業で特に学んでほしいこと等について経験談を話してもらうことも有益である。これまで以上に、科学技術で活躍したいと願う生徒が増えることを期待する。

2 研究内容・方法・検証
 本年度、関東STREAM研修は、現地訪問する実施形態(令和4年1月20日(木)~1月22日(土)実施予定)と、オンラインによる実施形態(令和4年1月21日(金)、1月22日(土))のいずれかによって、実施するよう計画・準備を進めてきた。1月11日(火)から本校は新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により臨時休業となることを受け、オンラインによる実施形態を採ることになった。その実施内容について、以下に記す。

(1)令和3年度 関東STREAM研修
日時・会場  令和4年1月21日(金)、1月22日(土) 本校物理実験室(または自宅)
対象生徒等  第1学年理数科・普通科生徒(希望者)21名、教員2名(数学、物理)
事前学習等  原子核、量子力学、素粒子等に関する現代物理学入門(3時間、講義、12月中旬~下旬)
研修内容等  
講義①AIに関する講義(1月21日(金)9:00~12:00)
 講師 本校卒業生 Amazon Web Services Japan
       Machine Learning Solutions Architect 宇都宮聖子 氏

      
講義②天文学に関する講義(1月21日(金)16:00~18:00)
 講師 本校卒業生 東京大学大学院理学系研究科天文学専攻
          天文学教育研究センター センター長 教授 土居 守 氏

講義③素粒子に関する講義(1月22日(土)10:00~12:00)
 講師 本校卒業生 東京大学大学院 理学系研究科 物理学専攻
          教授 横山 将志 氏

 

 事後指導等  各講義につきA4版1枚の分量で所感文を作成する。

(2)成果と課題
  参加生徒のアンケート調査の分析結果をまとめた。
  どの講義も高評価であった。物理基礎の履修前の生徒に対して、天文学や現代物理学に関する理解を促すために、事前学習の内容を精選して学習していたことがよかった。それよりも、講義の内容が理解できないまま先へ進むのだけは回避させようと、講師からも或いは生徒からも適時呼びかける形で、講義の途中に質問する機会を頻繁に設けた。理解できずに置き去りにされないよう、生徒は必死でそれを終始実践した。生徒はよく頑張って内容理解に努めたと率直に思う。事後指導の所感文は、個性豊かな内容で、そのまま講師の方々に御礼の意味を込めて送付した。
 関東STREAM研修のねらいである、「講義や体験活動を通じて科学技術への関心を高め、知的好奇心と探究心をもって主体的かつ意欲的に学ぶ態度を養うこと」「研究者・技術者に求められる資質や使命感について考えを深めながら、自らの進路実現に役立てること」に、参加生徒はポジティブな影響を非常にたくさん受けたと言える。オンライン実施を初めて実行したが、一定以上の成果がある。やはり、現地訪問による研修効果のほうが大きいのは当然であるから、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受けにくい実施時期(人流が多くなる時期を避ける等)を模索する必要がある。

 

◆令和元(2019)年度

   SSH関東STREAM研修1日目 令和2年1月10日(金) ←クリックしてください。

   SSH関東STREAM研修2日目 令和2年1月11日(土) ←クリックしてください。

   SSH関東STREAM研修3日目 令和2年1月12日(日) ←クリックしてください。

 

◆平成30(2018)年度

   SSH関東科学体験研修1日目 平成31年1月11日(金) ←クリックしてください。

   SSH関東科学体験研修2日目 平成31年1月12日(土) ←クリックしてください。

   SSH関東科学体験研修3日目 平成31年1月13日(日) ←クリックしてください。

 

◆2018年1月21日(日曜日) SSH関東科学体験研修/ 本校卒業生の東京大学OB、OGから学ぶ
 東京大学において本校OBの横山将志准教授に、素粒子物理についての講義をしていただきました。微小粒子の中の世界が解明されれば、我々の宇宙や生命が誕生したことがどれだけ奇跡的な現象であるかが分かるということを説明していただきました。「自分たちの研究は世界では誰もやってない。だから、新しい発見があれば、世界で自分だけしか知らない。それがたまらなく楽しい。」と話されました。
 講義の後、東京大学を卒業された本校OB・OGの小野弾さん、小野すみれさん、堀田さん、横山准教授を交えて交流会を行いました。最初は事前にしていた質問に答えていただき、高校生活や大学生活の話などについてアドバイスしていただきました。昼食時にも全員で食事をしながら交流させていただきましたが、生徒たちは皆、積極的に質問し、時間が経つのを忘れてしまうほどでした。3日間、卒業生の先輩方と触れ合う機会に恵まれ、生徒たちも「次は自分たちが後輩たちにアドバイスできる立場を目指そう。」という意識が芽生えたと思います。今回の研修に協力していただいた皆様、ありがとうございました。


     
  ◆2018年1月20日(土曜日) SSH関東科学体験研修/ AIや自動運転等の最先端研究をしている卒業生の講義
 本校の卒業生で現在自動車会社でAIや自動運転について最先端の研究をされている宇都宮聖子さんに講演していただきました。AIや自動運転の話は非常に興味深く、その将来はもう近くまで来ているのだと認識させられました。宇都宮さんは、「理系の、特に工学系の女子が少ないので、一緒に日本の技術を支えていきましょう。」と言っていただきました。

  

◆2018年1月19日(金曜日) SSH関東科学体験研修/平成27年度卒業生との交流
 SSH事業を3年間経験した平成27年度卒業生で、東京方面の大学へ進学した4人(栗山君、芝田さん、近藤君、上甲君)にホテルまで来ていただき、卒業生との交流会を行いました。大学での研究に関することや高校時代の勉強方法などについて多くの質問が出され、SSH事業を経験した先輩方が一つ一つ丁寧に答えてくれました。進路選択に悩む我々一年生にとって貴重な体験となりました。先輩方、お忙しい中、ありがとうございました。
 


  

◆2018年1月4日(木曜日) SSH海外研修 課題研究発表練習/平成28年度卒業生からのアドバイス
 SSH海外研修(1/16~1/19)で行う課題研究のポスター発表の練習に、平成28年度卒業生の犬飼哲仁さんと得能寛太さんに来校していただき、アドバイスをいただきました。実際に英語による発表を聞いてもらい、即座に英語で質問してもらうなど、本番さながらの練習を経験できました。また、発表のしかたやポスターの改善点なども指摘してもらいました。卒業生のお二人ありがとうございました。

 

◆得能先輩、犬飼先輩から後輩の皆さんに向けて、メッセージをいただきました。メッセージはこちらです。(PDF)

  

◆2017年3月5日(日曜日) SSH関東科学体験研修/東京大学で本校卒業生からの講義
 東京大学で本校OBである横山将志准教授による講義を受講しました。続いて、同じく本校OG、OBである小野すみれさん、小野弾さん、坂本裕さんとの交流会を行いました。事前に提出していた質問に対する回答やその場での質疑応答を通して、多くのことを教えてもらいました。2年後OG, OBの立場となって、後輩と交流してくれる生徒が出てくれることを期待しています。

     

◆2017年3月4日(土曜日) SSH関東科学体験研修で卒業生からのアドバイス
 昨年度本校を卒業生し、東京方面の大学へ進学した4人(近藤君、芝田さん、宮本君、栗山君)との交流会を行いました。大学に関することや高校時代の勉強方法などについて多くの質問が出され、SSH事業を経験した関東圏で活躍する卒業生が一つ一つ丁寧に答えてくれました。将来についてまだまだ不安だらけの生徒たちにとって、大変有意義な時間となりました。4人の先輩たち本当にありがとうございました。

 

◆2016年3月7日(月曜日) SSH関東科学体験研修/素粒子物理学について特別講義
 例年この研修で素粒子物理学について特別講義をしていただいている東京大学准教授の横山将志先生は本校OBでもあり、日本を代表する素粒子物理学の研究グループの一員でもあります。
 昨秋のノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章氏とも同じ研究グループに所属されているそうです。その横山先生から、本校生徒のためにニュートリノに関する研究やスーパーカミオカンデでの実験について特別講義を受けることができました。生徒たちは、最初は緊張した面持ちでしたが、徐々に講義に吸い込まれていき、質疑のときには積極的かつ優れた質問が飛び交いました。

横山先生を含めた5名の先輩方に、事前に取りまとめた質問事項に回答していただく形式で交流会を行いました。とても熱心な先輩たちで、高校時代の勉強法から東京大学での生活、進路の相談やものの考え方まで、多岐にわたるお話は生徒たちにとって大変良い刺激になりました。そして、OBOG全員が口を揃えて「英語だけは絶対やっておくように」とアドバイスをしていたことが印象的です。そのうちの一人は今春からアメリカのシンシナティに赴任するそうで、まさに「宇東から世界へ」を目の当たりにしました。