校長挨拶

校長 着任挨拶

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

「自らを信じ、自らを鍛え、夢の実現を」 


   愛媛県立宇和島東高等学校長 松本 耕太郎

 

 この度の異動で、伝統ある宇和島東高校に赴任してまいりました松本耕太郎です。どうぞよろしくお願いいたします。

まずは、昨年の7月豪雨災害で被災された方々に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈りいたします。未だに一部地域では復旧作業が遅々として進まず、国道沿いにもその甚大な被害の爪痕が残っています。本校では今年度、文部科学省の認可を受け防災チャレンジプランの事業を実施することとなりました。災害に備える知恵について専門家を交え学習したり、避難所開設訓練を近隣の小中高校と協力して行ったりして、若い力により地域の減災につなげていきたいと考えています。生徒一人ひとりが自らの力で自分たちの命を守るという責任を自覚し、社会に貢献できる人材の育成を目指して教育活動を展開していきたいと思います。

 本校はこれまで文武両道を教育活動の柱に据え、多くの方々の尽力に支えられながら、優れた成果を成し遂げてきました。しかしこの南予地域は人口減や地域の活力に課題を抱えており、多くの学校がその存立を含め、学校の魅力化や活性化に向け、地域と一体となった活動を展開しています。そのような中、学校現場では学校が果たすべき役割について常に自問自答し、生徒に育成すべき資質について大いに悩み、大いに議論しています。

本校の初代校長である原尚先生は次のような言葉を残されています。「人間は誰でも完全なものはない。我々は謙虚になったとき自ら指導者を発見し得、その指導を受け入れることができて、自己の向上を図り得るものであることを信ずるものである。」このように学ぶ姿勢について説いておられます。謙虚な姿勢、感謝の心で向き合うことにより能動的な学びにつながるのだと言われているのです。

 高校生活の3か年は、愚直一徹、順風満帆とはいきません。様々な葛藤や試練があり、素直な気持ちになれず自己嫌悪に陥ることも度々です。ただ、己の弱さもまたかけがえのない自分自身であることを忘れてはいけません。自らを信じ切ることができれば必ずチャンスは巡ってきます。そのような思いを込めて今年度の重点努力目標を「自らを信じ、自らを鍛え、夢の実現を」としました。本校で学ぶ生徒一人ひとりが、自己の可能性を信じ、紆余曲折しながらも、自己の夢に向かって突き進んでいけるよう全力で応援していきたいと考えています。生徒の力を信じ、温かく見守っていただきますようお願い申し上げ、着任の御挨拶とさせていただきます。