高等学校ICT活用授業改善推進事業について

 宇和島東高校は、平成28年度から3年間の「アクティブ・ラーニング推進事業」の拠点校指定に続き、令和元年度から3年間の「高等学校授業改善推進事業」の推進校指定を愛媛県教育委員会から受け、授業改善の実践研究を行い、本校を中心に、新しい時代に求められる生徒の学力を向上させるとともに、その力を評価する新テストに対応した指導法の研究を行ってきました。 
 令和4年度からの3年間は、愛媛県教育委員会から新たに、高等学校ICT活用授業改善推進校の指定を受け、大学入学共通テスト等への対応やICTを活用した授業改善を行い、愛媛県の未来を拓く人材を育成することに取り組んでいます。このように、本校は愛媛県における授業改善推進校に令和4年度で7年連続で指定を受け、リーディング校として、SSHでの取組の成果を普段の授業に生かした取組を実践し、公開授業等で他校への普及を図っています。


令和4年度高等学校ICT活用授業改善推進事業の取組

◆ICTを活用した「主体的・対話的で深い学び」を充実させる上での課題
①デジタル課を中心とした、1人1台端末の活用法の研究とその成果を共有・検証するためのシステムの構築
②ICT機器を単に集計・配信のための機器として活用するだけでなく、学びに「深み」を生み出すための実践の研究

◆生徒の学力を多面的に評価する上での課題
①アクティブ・ラーニング型授業の成果を適切に評価するためのルーブリックの研究
②身に付いた学力が適切に評価できる思考力・判断力・表現力を評価する考査問題の作成
③学びの活動報告(ポートフォリオ評価)の活用による自己改善能力の育成

◆大学入試改革等に対応した指導や問題作成に関する課題
①思考力・判断力・表現力を評価するための評価問題の検討を軸としたカリキュラム・マネジメントの研究
②評価問題を教科を超えて共有することにより、教科間に相互依存性、新たな視点を生み出すためのシステムの構築
③教科横断的な授業のより積極的な導入

取り組む内容
①アクティブ・ラーニングと連動したPDCAサイクル確立の研究
②「深い学び」に結びつけるための研究
③教科横断型授業の推進に向けた研究
④思考力・判断力・表現力を評価する考査問題の研究
⑤効果的な観点別評価の研究
⑥ICT機器(電子黒板、タブレット等)の活用による新たな学びの研究
⑦ICT機器の活用による臨時休業中の効果的な学習支援の研究
⑧1人1台端末の効果的な活用法の研究

 1 育てたい生徒像
 ○自らを信じ 自らを鍛え 夢の実現を~“Depth(深み)”を生む対話と学び~

2 育てたい生徒像を実現するための3年間の目標
〇1年目の目標:
(昨年度) 新学習指導要領において、育てたい生徒像を実現するための教育課程の運用の在り方を検討する。特に教科横断的な学習活動を効果的に行うためにカリキュラム・マネジメント及びICT活用の研究を行う。また、「大学入学共通テスト」に対応するため、思考力・判断力・表現力を評価する考査問題の研究に取り組む。さらに、分校と連携した教育活動について研究する。
〇2年目の目標:
(今年度) 教育課程の実効性を高めるため、評価の在り方について研究する。特に、主体的・対話的で深い学びの視点から、ルーブリックの活用など、多面的評価を可能とする評価手法及び、ICT活用の研究を行う。さらに、分校と連携した教育活動の充実を図る。
〇3年目の目標:
(来年度) 1年目、2年目の研究活動を総括し、新教育課程及びICT活用、さらに分校と連携した教育活動の課題・改善事項等の洗い出し・再整理を行い、PDCAサイクルの構築に向けた研究を行う。


3 研究計画



令和4年6月15日(木)第1回ICT活用高等学校授業改善推進事業公開授業(英語科、保健体育科)

 6月15日(水)、第1回ICT活用高等学校授業改善推進事業公開授業が本校で行われました。保健体育科の堀内秀嗣教諭が3年D講座でバレーボールの授業を、英語科の尾﨑慎太郎教諭が1年A講座で英語ディスカッションの授業を行いました。
 英語の授業は、本校・分校連携推進モデル校における遠隔授業であり、SDGsのトピックに関してZoomのブレイクアウトルームを14個用意し、それぞれのルームに愛媛大学留学生14名を交えて、活発なディスカッションが行われました。どの教科の授業においても、一人一台端末を用いて、効果的に学習できることは、生徒のみなさんにとって大きなメリットがあると感じました。これからも自分の端末を、効果的に学習に活用していきましょう。本日、
来校された先生方、オンラインで参観された先生方、大変ありがとうございました。

【本校の様子】

【分校の様子】


 【保健体育の授業の様子】

 令和4年5月27日(金)「ICTを活用した英語科教員による協働授業」
 1年生英語で本校尾崎慎太郎教諭と津島分校廣本真依教諭がZoomで協働授業
 
1年生の英語コミュニケーションⅠの授業で、津島分校の生徒と連携授業を行いました。
 初めての遠隔授業に緊張している様子でしたが、いざ始まると、笑いが絶えない楽しい授業となりました。コミュニケーションのツールである英語を通して、遠隔の人々とつながる大切さを感じた授業でした。6月15日(水)に行われるICT授業改善推進事業公開授業では、本校・分校が連携して、英語を使った協働的な学習を行う予定です。本校も分校もチーム宇和島東の仲間です。これからもICTを活用して、チーム宇和島東として共に学びを深めていきましょう。

◆本校の様子

◆津島分校の様子(正解して喜んでいる津島分校生徒)

令和4年6月2日(木)「ICTを活用した英語科教員による協働授業」
 1年生英語で本校尾崎慎太郎教諭と津島分校溜尾隆亮教諭がZoomで協働授業
 宇和島東高校本校の1年生が英語コミュニケーションⅠの授業で、津島分校の生徒と、本校・分校連携授業を行いました。今回は愛媛大学留学生にもオンラインで参加していただき、SDGsに関して英語でプレゼンテーションやディスカッションを行いました。ネイティブスピーカーに英語で伝わったという達成感を感じたり、もっと英語を話せるようになりたいというモチベーションにつながったりしたようです。津島分校の生徒は、毎週の探究活動の時間に行っている取組を英語で発表しており、本校の生徒にとって多くの学びがありました。6月15日(水)は、ICT活用授業改善推進事業公開授業が行われ、再び津島分校の生徒や愛媛大学留学生と連携授業を行う予定です。英語を通して自分の考えが伝わったときの喜びや、距離が離れていてもオンラインでつながり笑顔が共有できることの幸せを感じながら、本校・分校が一丸となって協働的な学習に取り組んでいきましょう。

【本校の様子】

 

【オンラインの様子】


【津島分校の様子】

◆高等学校授業改善推進事業推進校指定による取組(R1~R3)

1 育てたい生徒像
 「自らを信じ 自らを鍛え 夢の実現を ~”Depth”(深み)を生む対話と学び~」

2 育てたい生徒像を実現するための3年間の目標
 令和元年度(1年目)の目標:新学習指導要領を研究し、育てたい生徒像を実現するための教育課
  程の在り方を検討する。特に教科横断的な学習活動を取り入れるためにカリキュラム・マネジメント
    の研究を行う。また、新テストに対応するため、思考力・判断力・表現力を評価するテスト問題の研
    究に取り組む。
 ○令和2年度(2年目)の目標:教育課程の実効性を高めるため、評価の在り方について研究する。
  特に、主体的・対話的で深い学びの視点から、ルーブリックの活用など、多面的評価を可能とする評
    価手法の研究を行う。

 ○令和3年度(3年目)の目標:1年目、2年目の研究活動を総括し、次年度からの新教育課程の運
  用に向けて、課題・改善事項等の洗い出し・再整理を行い、PDCAサイクルの構築に向けた研究を
    行う。

 

3 令和3年度(3年目)の研究の概要

(1)公開授業(令和3年11月)
①公民科(現代社会) 単元「政府の経済的役割と租税の意義」

 

 ②英語科 単元「Unit16 Will You Join Our New Club?」

 ③商業 単元「本店・支店間の取引」

(2)公開授業(令和3年9月)
①地歴科(地理B) 単元「南アジア」 

②商業科(ビジネス情報) 単元「ビジネス計算」