南予の豊かな海を守れ!「宇和海ブルーカーボンプロジェクト」
2024年6月17日 09時35分6月15日(土)、生物部は、豊かな愛媛県・南予の海を守るための地域貢献活動として、伊方町の仁田之浜海岸を訪れました。ここは、海藻類としては国内で唯一国の天然記念物に指定されている「クロキヅタ」の生息地(伊方町や島根県などの一部にのみ生息)です。このような限られた環境のもと絶妙なバランスで生息している希少種の観察は、生物部が長年研究を継続しているトキワバイカツツジ(絶滅危惧種)の調査と保全の活動に相通ずるものがあります。
この日は、水中カメラやGoProで海中の様子を撮影したり、地元伊方町の方々の説明を聞いたりなど、普段できない様々な活動に取り組みました。その後、佐田岬半島ミュージアムを訪れて、この地域の歴史と自然環境についての学びを深めました。目で見て肌で感じて、そして、自分の頭で考える、そんな科学の醍醐味を感じられる一日となりました。今回の研修で得た知識や経験を、南予の海を守る活動のために生かしていきたいと思います。この活動の様子は愛媛新聞デジタルにも掲載されています。ぜひ、ご覧ください。
2024年6月18日付愛媛新聞(掲載許可番号:d20240618-09)