避難と復興のまちづくりを学ぶ東北研修③
2023年8月1日 09時11分【7月27日(木)】気仙沼港、東日本大震災遺構・伝承館(旧気仙沼向洋高校)、杉の下地区、陸前高田市東日本大震災津波伝承館
気仙沼港を訪れ、大規模漁港の復興の様子や場所によって異なる津波防潮堤の構造について学びました。線路をバス専用路線へと転用したBRTについても実際の場所を訪れインフラ整備と暮らしの選択について葛藤する港町について考えました。その後、津波の大きな被害を受け、震災遺構として現在は伝承館となっている旧気仙沼向洋高校の震災遺構を訪れました。何気ない当たり前の日常が一瞬で消えてしまう津波の猛威を肌で感じるとともに、経験値や数値だけに頼らないその場に応じた判断について学びました。
次に大規模なかさ上げによる多重防御でまちの復興を行っている陸前高田市を訪れました。山を切り崩して高台集団移転、かさ上げ区画整理事業を行ったまち全体の様子を見渡せる場所に行き、南予地域のまちと重ね合わせながらまちづくりの在り方について考えました。最後に陸前高田市防災対策本部を訪れ、住民からの聞き取りを重ねながら行政の立場から復興に取り組んでこられたお話を伺いました。避難やまちづくりで起きた様々な問題、日常からの地域のつながりの大切さについて学びました。