R6_SSH事業活動報告

サイエンスデー①が行われました

2024年11月20日 17時54分

2年生理数科・普通科理系生徒を対象に、サイエンスデーを実施しました。

愛媛大学の留学生の皆さんにお越しいただき、午前中はサイエンス・ディベートに挑戦、午後は化学実験に挑戦しました。

サイエンス・ディベートでは「日本は気候変動対策としてジオエンジニアリングを導入すべきである」をテーマに討論を行いました。ジオエンジニアリングとは自然の気候を人工的に制御することで、例えば大気中の二酸化炭素を吸収して植物プランクトンに吸収させたり建築材料にしたり、大気中に粒子をまいて地表に届く日射量を減少させるなどがあります。今回は否定派が優勢でしたが、「自分にできること」を考え行するきっかけにしましょう。
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化学実験では,5種類の試薬に塩酸を加えるなどして変化を観察し、試薬が何か決定するものでした。留学生の方と協力して実験を行い、試薬の決定を検討していました。
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最後に全員で留学生の方をお見送りしました。次回のサイエンスデーで再会するのを楽しみにしています。
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第15回坊ちゃん科学賞研究論文コンテスト発表会に参加しました

2024年11月11日 15時43分

RSⅡB5班「四万十川における農業排水による濁水化の改善~より効果的な凝析効果の研究~」が全国253チーム中ベスト5に選ばれ、11月10日(日)東京理科大学で行われた第15回坊ちゃん科学賞研究論文コンテスト発表会に参加してきました。
厳粛な雰囲気の中での発表で緊張感がありましたが、全力を尽くすことができ、優秀賞を頂きました。

本校からの受賞作品
優  秀  賞:
B5班「四万十川における農業排水による濁水化の改善~より効果的な凝析効果の研究~」
優良入賞:B1班「Renewal Fiber from Thinning Mandarin
                    ~摘果みかん由来再生繊維の強度アップを目指して~」
入  賞:B2班「ブラッドオレンジに含まれるアントシアニンの機能性評価」
     C4班「固有種トキワバイカツツジの保全に関する基礎研究
                      ~挿し木を用いて光環境への適応戦略をさぐる~」
佳  作:A5班「画像解析による気象予測」
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2年理数科・普通科理系「ST探究Ⅰ」課題研究中間発表会が行われました

2024年11月1日 13時09分

10月29日(火)、2年理数科・普通科理系「STREAM探究Ⅰ」課題研究中間発表会が行われました。15の班が交替で発表し、質疑応答を行いました。
この日はSSH運営指導委員の皆様にも参加いただき、御指導いただきました。全体の発表が終わった後、SSH運営指導委員の皆様や本校教員に研究過程で生じた悩みを聞いていただいたり、今後の方向性についてのご示唆をいただいたりしました。貴重なご意見を生かして今後の研究活動をさらにブラッシュアップさせましょう。
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教科等横断型授業「英語」×「国語」

2024年10月30日 16時04分

10月30日(水)5限、3年3組にて「英語コミュニケーションⅢ」×「論理国語」の教科等横断型授業が行われました。国語の先生から、問題を解くポイントを説明された後、英文から作成した問いに対する選択肢を班ごとに発表していきました。今月完成したばかりのSTEAM教室を使用しての授業で、可動式テーブルやプロジェクターを有効に活用した授業でした。生徒たちも仲間と協働的に学びを深めることができました。

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SSH事業「関西研修」~他流試合で自己の視野を広げよう(科学系部活動)~

2024年10月15日 16時20分

 この「関西研修」は今年度初めて企画された事業で、「他校との交流」に焦点を当て、1012日~14日の3連休を使って物理部・化学部・生物部・地学部の部員を対象に実施されました。

 1日目の兵庫県立三田祥雲館高等学校訪問では、本校のポスターセッションに始まり相手校の研究発表、最後にホバークラフトコンテスト、また、2日目の午前中は京都大学の防災研究に関する学び、午後は京都府立桃山高等学校にてお互いのポスターセッションののち、ペーパーローラーコースターコンテストという流れで実施されました。訪問した2校の研究レベルの高さに圧倒されつつ、本校生と訪問校生で混成チームを作って実施したコンテストでは、宇和島から冷蔵状態で訪問校に持ち込んだ“じゃこ天”の獲得を目指して、お互いに協力し知恵を出し合いながら、とても楽しく充実した交流ができました。

映画のロケ地にもなるという三田祥雲館高校の美しい校舎、100人を超える桃山高校の科学系部活動の部員数、そして京都大学の海底で起こる地滑りの再現実験、さらには、3日目に実施された関西の大学に通う本校卒業生との座談会等、どれをとっても驚きと感動と楽しさ満載の関西研修となりました。
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R5_SSH事業活動記録

避難と復興のまちづくりを学ぶ東北研修④

2023年7月31日 17時31分

【7月28日(金)】平泉、南三陸町震災復興祈念公園(旧防災対策庁舎遺構等)

 最終日は世界遺産に登録されている平泉中尊寺とその周辺地域を訪れ歴史と文化遺産の保存、まちの形成プロセスについて学びました。荘厳な空気に包まれた境内を巡ると、あらゆる生命を尊び共に生きるという平泉の理念を反映させた「東北復興平泉宣言」など各所に復興に向けた取組もが見られました。

 最後に南三陸町震災復興祈念公園を訪れ、住民に避難を呼びかけ続けた旧防災対策庁舎の遺構を見学しました。隈研吾さんの設計の南三陸東日本大震災伝承館「南三陸311メモリアル」や東日本大震災津波伝承館「いわてTSUNAMIメモリアル」被災者の方々が語る当時の状況と重ね合わせながら想定を超える自然災害と避難、暮らしの抱える困難について考えました。

 

 集合や全体での整然とした動き、安全な暮らしにつながる意識等、学校生活の日常に命を守る行動があります。今回の学びを学校全体や市で紹介・提案を行っていきますので、是非、皆さんも日々の生活を振り返ってみてください。

 ご協力いただいた多くの方々、ありがとうございました。

避難と復興のまちづくりを学ぶ東北研修②

2023年7月31日 17時14分

【7月26日(水)】仙台市若林地区荒浜、女川町、旧大川小学校災害遺構、石巻市雄勝、石巻市北上町

 二日目はまず、仙台市平野付近の多重防御による復興のまちづくり学ぶため、基礎の遺構が残る荒浜を訪れました。その後、南予地域と同じくリアス海岸、狭い土地での行われている多様な復興のまちづくりを見るため三陸海岸に移動しました。住民の合意形成による復興の難しさ、大規模な津波防潮堤の実情などについて学びました。

 旧大川小学校災害遺構では当日の児童達の動きをたどりながら、災害発生時の行動・判断、複雑に絡まり合う避難の状況について向き合いました。北上町では浦々の高台集団移転がどのように進んでいったのか、住民の中心となって活動されたNPO法人ウィーアーワン北上の代表理事、佐藤尚美さんからお話を伺いました。被災者の合意形成の実態や残したい未来について考え、故郷の荒れ地に杜を再生する平地の杜の活動ついて教えていただきました。また、現地で杜の再生の様子を見学し、非可住地域となった土地の未来について考えました。

避難と復興のまちづくりを学ぶ東北研修①

2023年7月31日 17時04分

 7月25~28日の4日間、防災や事前復興について課題研究や委員会活動を行っている2年生4名が南海トラフ地震発生を想定したまちづくり(事前復興)について学ぶ研修に参加しました。愛媛大学教授、東京大学院生、南宇和高校の生徒5名の皆さんとともに、宮城、岩手の復興の様子について実際に目で見て、復興に携わる方々からお話を伺って学びを深めていくプログラムです。被災状況や復興の方法は地域や地区で大きく異なっています。現地で自分の目で見て、それぞれの立場・視点からの震災についてお話を伺える大変貴重な経験となりました。

【7月25日(火)】東京大学工学部社会基盤学科にて事前講義

 東京大学羽藤英二教授、院生2名による事前講義を受けました。東北での実地研修の前に復興のまちづくりをとらえる5つの視点、①地形の特徴と土地利用、②海との関係、③まちの拠点、④産業の再生、⑤まちの歴史について事例と合わせて講義していただきました。その後、明日以降、特に注目したいテーマについてそれぞれ発表し、視点の理由の共有を行いました。講義後は東京大学構内の各所に残る関東大震災の遺構について羽藤教授に案内していただきました。

 

 

【SSH】第3回全国バーチャル課題研究発表会

2023年7月22日 18時40分

 7月19日(水)3年3組、4組が全国バーチャル課題研究発表会に参加しました。Skypeを利用したオンラインで開催された本発表会は、生徒同士が質疑や助言を行うことによる研究のブラッシュアップを目的としています。19日は本校に加え、兵庫県立加古川東高等学校、兵庫県立姫路西高等学校、広島大附属中学校・高等学校、愛媛県立松山南高等学校の5校により計33本の発表が行われました。

 本校からは8チームが代表として発表。他校の生徒の皆さんから様々な質問、助言を行っていただきました。また、他校の課題の設定の仕方、アプローチの視点・方法など参考になる点が多々あり、宇東生も積極的に質問を行っていました。各種コンクールへの出品を間近に控えたこの時期に、自分たちの研究を見つめ直し、改善へのヒントをいただける充実した時間となりました。ありがとうございました!

【RS探究Ⅱ】公開授業「英語サイエンスディベート」

2023年7月19日 14時38分

7月18日(火)5限目に英語科、楠和仁教諭による3年4組理数科「RS探究Ⅱ」の公開授業が行われました。「The Japanese Government should ban production and sales of EV cars by 2035.」を論題とした英語サイエンスディベートです。前回、前々回に引き続き愛媛大学から9名の留学生が議論のサポート役として来校してくださいました。

肯定側、否定側がZoom Meetingでつながり、アカデミックディベートの手法に沿って、論理的に立論や質問、応答をしていきました。英語ディベートの難しさに加え、エネルギー問題、環境問題、世界経済など多角的な分析を必要とする論題の難しさもありましたが、調べてきたデータや留学生とのやりとりを踏まえ、生徒たちは議論を深めていきました。チームメイトや留学生と打ち解け、協力しながら議論を作っていくこの活動は将来、社会を牽引する科学技術人材として国際舞台での活躍を目指す生徒の皆さんにとってとても貴重な体験になりました。