R6_SSH事業活動報告

【数学×HR:教科等横断型授業】未来を拓く選択

2025年3月15日 16時28分

HP_モンティホール問題HP_活動

3月14日(金)6限目2年理数科クラスで「数学×HR」教科等横断型授業が行われました。数学科井上栄治先生からまず、確率論の問題としてモンティホール問題が提示され、人生の様々な場面で起きる「選択」についてグループディスカッションを行いました。

 その後、ALTのKomatsu Aimee Mieko先生から英語による対話で導き出す「選択」の問題が出題されました。示された条件から消去法で思考していくことに苦戦しながらも、選択の根拠をグループの中で話し合っていきました。

話合い④HP_幸運の確率③

 HRのまとめとして、「幸運の確率」について今後の自分の進路選択を見据えながら考えました。進路実現に向けた真摯な取組について、井上先生から進学課長として日々目にしてきた3年生の様子について紹介いただき、1年後、そしてその先の未来を見据え、「今日から」何を選択し、どう切り拓いていくのかそれぞれが思いを新たにしました。

【企業連携】イノベーションでつながる世界―日本学生科学賞愛媛県知事賞受賞を契機として―

2025年3月15日 16時19分

HP_プレゼンHP_石塚さん

3年生理数科・普通科理系の生徒による研究が本年度の日本学生科学賞愛媛県知事賞を受賞しました。研究テーマは「段ボール上部の形状の変化に伴う避難所での防音効果」。非常事態の中にあっても、避難所でのプライバシーの保護など暮らしの質を少しでも高めたい、という思いで取り組んだ研究です。

 受賞については新聞やネットニュースなどに多く取り上げていただきました。それに目をとめていただいたことをきっかけに、今回、清水建設株式会社の方が本校を訪れてくださいました。

令和7312日(水)本校を訪問してくださったのは清水建設株式会社技術研究所都市空間技術センター音環境グループでグループ長をされている石塚崇さんです。

HP_オンラインHP_集合T

 まずは本研究に取り組んだ3年生がプレゼンテーションを行った後、研究を引き継ぐ1年生が先輩に質問を投げかけました。防音効果を狙って、段ボールの壁の上に実験で導き出した条件を満たすT字型の加工を施すという提案について、石塚さんからの助言の下、質疑応答が行われていきました。社会実装されている建築物を手がけてこられた音環境のプロからいただく助言には、3年生にとってはもちろん、これから研究を引き継ぎ、発展させていく1年生にとって貴重なヒントがたくさん詰まっていました。

今後も引き続き清水建設株式会社様からの助言をいただきながら、研究を進めていきたいと思います。遠方よりお越しいただいた石塚様、オンラインでご参加いただいた野竹宏彰様、ありがとうございました。

【発表】「うわじま防災シンポジウム」―事前復興の学びを学校の「文化」「伝統」に―

2025年3月15日 16時05分

後半【避難訓練】20250309_防災シンポジウム

令和7年3月9日(日)に開催された「うわじま防災シンポジウム」(@パフィオ宇和島)で2年生文系の生徒5名が発表を行いました。宇和島南中等教育学校の生徒の皆さんとも協力しながら、市長をはじめ消防や自衛隊、自主防災組織、NPO法人など防災に関係する諸機関の代表者の方々、また市民の皆様に向けて発信しました。

講評【宇和島城】20250309_防災シンポジウム

 発表では、東北研修の学びを6校合同避難訓練に生かす研究や、観光と事前復興を組み合わせた地域活性化プランの提案を行いました。

生徒達は全国の高校生が参加する防災学習グループ「防災地理部」の活動に参加し、課題研究の内容を防災に関連付けながら2年間、研究を進めてきました。御指導・御助言いただいた東京大学復興デザイン研究体や愛媛大学防災情報研究センターの教授や大学院生の皆さん本当にありがとうございました。

シンポジウム当日は「防災地理部」顧問でもあり、宇和島市事前復興計画策定委員会の委員長でもある東京大学教授、羽藤英二先生からも発表内容や日々の活動について講評をいただきました。

④集合写真取材

また、発表の様子はNHK「ひめぽん」(3月11日放送)でも取り上げていただき多くの方々から御助言や励ましの言葉をいただきました。今後も1年生と協力しながら、「事前復興」の学びを学校の「文化」「伝統」にしていきます。

未来の商業人育成講演会

2025年3月13日 10時52分

3月12日(水)、1年生商業科、2年生7組生徒が、「未来の商業人育成講演会」を受講しました。
株式会社フジから、販売企画・マーケティング部の矢野様、岡田様をお招きし、小売店における商品配置の工夫や多様化した顧客の購買意欲を喚起する工夫について学び、その後班に分かれて商品を購入していただくために商品の配置やキャッチコピーなど考えるワークショップを行いました。AIを利用した販売促進など、商品販売における工夫を知ることができました。今後の商品開発や地域課題の解決などの探究活動に生かしましょう。
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令和6年度SSH研究成果報告会

2025年3月11日 16時30分

3月11日(火)、本校体育館・恵美須町商店街・JR宇和島駅にて、令和6年度SSH研究成果報告会が開催されました。第1部のステージ発表では、SSH取組紹介として、関西研修、国際性育成、STREAM探究基礎、地域探究、2年生商業科課題研究、グローカル探究Iの発表が行われました。第2部のポスターセッションでは、本校の体育館・武道場・卓球場と、JR宇和島駅・恵美須町商店街に分かれて発表を行いました。同じ愛媛県のSSH指定校である松山南高校と西条高校のポスター発表も同時に行われました。恵美須町商店街でのポスターセッションは3年前から始まり4回目の取組でしたが、地域の方々にも御理解・御協力をいただき、素晴らしい発表の機会となりました。関係者の皆様、大変ありがとうございました。第3部のステージ発表では、STREAM探究Iの3つの代表班が研究の成果を発表しました。本校SSHは、12年目を終えようとしています。昨年度から SSH第Ⅲ期となり、「宇東STREAM」をテーマに地域に根付いた科学的な探究を行ってきました。疑問を抱くことを大切に、これからもさらに企画力・行動力を磨いていきます。さまざまな人との出会い、仲間との協力、そして研究ができることへの感謝の気持ちを大切にして、今後の研究も頑張っていきたいと思います。今年度のSSH事業に関わっていただいた皆様、大変ありがとうございました。今後とも、宇和島東高校SSH事業をよろしくお願いいたします。


※研究成果報告会の動画(当日、YouTubeライブ配信した動画)は、こちらで見ることができます。

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R5_SSH事業活動記録

【シンガポール・マレーシア海外研修3日目④】SMK INDAHPURA 1との交流 Biology Lesson

2024年1月19日 17時00分

 1月18()SMK INDAHPURA 1での最後のプログラムは、生物の授業です。日本語、英語、マレー語を読み合う実験を通して、脳の情報伝達に関して学びました。Excelシートの共同編集機能を用いて、各自が自分の読めたタイムを入力し、本校生徒とSMK INDAHPURA 1の生徒のそれぞれの言語が読めたスピードの平均値を出しました。この実験結果から、宇和島東高校の生徒より、マレーシアのSMK INDAHPURA 1の生徒の方が、英語への親和性が高いことが分かりました。1日を通して、あたたかいおもてなしをしていただき、海外と高校生と一日を過ごすという貴重な経験をさせていただきました。

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【シンガポール・マレーシア海外研修3日目③】SMK INDAHPURA 1との交流 Math Lesson

2024年1月19日 16時54分

1月18()SMK INDAHPURA 1での2つ目のプログラムは、数学の授業です。冬休み中に数学の担当の岩村先生が、鳩の巣原理とラムゼーの定理に関する問題の解説動画を作成してくださり、その動画を見ながら、SMK INDAHPURA 1でも、宇和島東高校でも演習問題を解いていきました。2人組を作り、それぞれ赤色と青色のペンを持ち、5点を2人が交互に結んでいき、自分のペンの色で塗られた三角形ができたら勝ちという演習をしました。同色三角形をペアの相手に作らさないようにと、楽しく活動していました。5点の場合と違い、6点の場合は引き分けが存在しないことが今回の授業のポイントですが、宇和島東高校とSMK INDAHPURA 1Zoomつないで意見交換し、両校に共通して、6点の場合は引き分けが出ないという結果も確認できました。国を越えて意見交換をしながら、同じ数字を用いて学ぶ数学の面白さに気付けた授業となりました。

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【シンガポール・マレーシア海外研修3日目②】SMK INDAHPURA 1との交流 水問題ディスカッション

2024年1月19日 16時48分

1月18()SMK INDAHPURA 1での1つ目のプログラムは、水問題に関するディスカッションです。12月6日にScience Day ①で意見交換した内容を踏まえて、冬休み中にFlipgridでプレゼンテーション動画を再構成してきました。各ブレイクアウトルームで議論した内容をホワイトボードにまとめ、ディスカッションのサマリーとして全体で共有しました。水問題の解決策として、①Perfect Plumbers(他地域からの水の供給方法を考える班)②Well Washers(水を浄化する方法を考える班)③Dam Defenders(洪水を防ぐ方法を考える班)3つの観点から、世界共通の水問題解決に向けて話し合うことができました。

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【シンガポール・マレーシア海外研修3日目①】SMK INDAHPURA 1との交流 Opening Ceremony

2024年1月19日 16時42分

1月18()、海外研修参加生徒がマレーシアのジョホール州クライ郡にあるSMK INDAHPURA 1を訪問しました。正門に着くと、あたたかいお出迎えをしていただきました。開会行事では、学校紹介プレゼンテーションや記念品交換などを行いました。終日を通して、本校2年生理数科・普通科理系もScience Day ② として、オンラインで参加しました。

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【関東STREAM研修④】挑戦を続ける科学の姿 ―卒業生 東京大学横山将志教授―

2024年1月19日 09時00分

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 午後からは東京大学本郷キャンパスでの研修。本校卒業生であり東京大学教授(理学)横山将志先生にご講義いただきました。素粒子の研究、スーパーカミオカンデによるニュートリノの実験やそれらによって解明を目指している内容について説明いただきました。このプログラムについては宇和島東高校理普科1年生HR教室ともつないでオンラインでの実施でした。

宇宙の始まりや目に見えない世界や宇宙の始まりなど、科学の世界の奥深さと規模の大きさに圧倒されました。まだまだ解明されていないことの多い研究分野であり、宇宙の謎に迫る内容に現地にいる生徒からもオンラインで参加している生徒からも様々な質問がありました。横山先生から見方・考え方について丁寧にわかりやすくご回答いただき素粒子の分野について理解を深めることができました。

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 また、本校卒業生で現在、東京大学博士課程に在籍し、スポーツバイオメカニクスの研究を行っておられる栗山一輝さんにもお越しいただき、座談会を開いていただきました。栗山さんは本校在学中、陸上競技部に所属し都大路駅伝にも2回出場されています。高校での活動が研究者としての今につながっている先輩の話から生徒はたくさんの刺激を受けていました。事前質問では活発な部活動での取組と受験勉強とをどのように両立させていたのかなど、今の高校生活の課題・改善に関するものが多く寄せられました。目標設定や自己管理など、普段不安に思っている点について様々な助言を得ることができました。

 大変お忙しい中、このような機会を与えていただき本当にありがとうございました。